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陰陽五行説とは?—四柱推命の基礎を学ぶ—

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好奇心の塊。 魂は、どこからきてどこにいくのか。探求中。 守護神はマツコ・デ〇ックスにそっくり。 マツコと会話しながら進む旅の途中。
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今日は、四柱推命の肝である。
陰陽五行説について解説します。

この話は、占いとか四柱推命関係なく。
世界を理解する、”現象学”としても理解しているといいかもしれません。

 

1. 陰陽五行説とは?

陰陽五行説は、中国の古代哲学に基づいた自然観で、四柱推命の根本となる考え方です。 万物は 「陰と陽」 という相反する性質を持ち、さらに 「木・火・土・金・水」 という五つの要素(五行)によって成り立っています。

この考え方は、単に占いだけではなく、風水や中医学、さらには現代の心理学や健康法にも影響を与えています。私たちの体や心の状態も、陰陽と五行のバランスが大きく関係しており、これを知ることで人生の流れを理解し、より良い方向へと導くことができるのです。

 


2. 陰陽とは何か?

(1) 陰陽の基本概念

陰陽とは、宇宙のすべてのものに内在する 「相対する二つの性質」 を表します。

 

  • :活動的、上昇、外向的、男性的、光、昼、熱、強さ
  • :静的、下降、内向的、女性的、闇、夜、冷、柔軟さ

陰と陽は対立するものではなく、
互いに補い合いながらバランスを取る ことが重要です。

例えば、

  • 陽が強くなりすぎると、エネルギーが暴走し、焦りや衝動的な行動をとりやすくなります。
  • 陰が強くなりすぎると、気力がなくなり、引きこもりがちになり、消極的になりやすくなります。

私たちの日常生活においても、この陰陽のバランスを意識することが大切です。

(2) 陰陽の変化とバランス

陰と陽は固定されているわけではなく、時間とともに変化します。

  • 太陽が昇ると(陽が強まる)、夜が明ける(陰が弱まる)。
  • 冬が過ぎると(陰が強まる)、春が来る(陽が強まる)。
  • 人間の活動も、朝は陽の気が強く、夜になると陰の気が強まる。

つまり、陰と陽は 絶えず循環しながら、バランスを取っている のです。
このバランスを整えることが、健康や運勢に大きな影響を与えます。

 


3. 五行とは?

(1) 五行の基本概念

五行は、万物の性質やエネルギーの働きを 「木・火・土・金・水」 の五つに分類したものです。

  • 木(もく):成長、発展、春、東、青、風
  • 火(か):熱、情熱、夏、南、赤、炎
  • 土(ど):安定、変化の調整、季節の変わり目、黄、湿
  • 金(ごん):収縮、硬さ、秋、西、白、金属
  • 水(すい):流動、知恵、冬、北、黒、水

五行の性質を理解することで、

  • 自分の性格や行動の傾向 を知ることができる。
  • 相性の良い人や環境 を見極めることができる。
  • 運勢の流れを読む ことができる。

(2) 五行の相生・相克関係

五行の特徴は、それぞれが
「生み出す関係(相生)」「打ち消し合う関係(相克)」
を持っていることです。

相生(そうしょう):五行が互いを助ける関係

  • 木は火を生む(木が燃えて火が起こる)
  • 火は土を生む(火が燃え尽きて灰=土になる)
  • 土は金を生む(土の中から金属が生まれる)
  • 金は水を生む(金属の表面に水が凝結する)
  • 水は木を生む(水が木を育てる)

相克(そうこく):五行が互いを抑制する関係

  • 木は土を克す(木の根が土の栄養を吸い取る)
  • 土は水を克す(土が水を吸収してしまう)
  • 水は火を克す(水が火を消す)
  • 火は金を克す(火が金属を溶かす)
  • 金は木を克す(金属の刃物が木を切る)

この 相生・相克のバランス によって、自然界や人間関係、運勢が変化します。

また、五行のバランスが崩れると、健康や人間関係にも影響を及ぼします。たとえば、

  • 木が多すぎると:頑固で自己中心的になりやすく、ストレスをため込みやすい。
  • 火が多すぎると:感情の起伏が激しく、イライラしやすく、高血圧や不眠になりやすい。
  • 土が多すぎると:優柔不断になり、過剰に心配し、消化不良や胃の不調を起こしやすい。
  • 金が多すぎると:冷静すぎて感情表現が苦手になり、孤独を感じやすく、肺や皮膚のトラブルが増える。
  • 水が多すぎると:冷え性になり、思考が過剰に働き、不安や恐怖にとらわれやすい。

このように、五行のバランスを整えることで、心身の健康や運勢を良い方向に導くことができます。

 

6. 陰陽五行説の起源と発展

陰陽五行説の考え方は、古代中国の自然哲学や宇宙観に由来しています。これがどのように生まれ、発展してきたのかを見ていきましょう。

(1) 陰陽説の起源

陰陽思想の起源は、紀元前3000年頃の古代中国に遡ります。当時の人々は、自然界のあらゆるものが「対となる二つの力」によって成り立っていることに気づきました。

  • 太陽と月、昼と夜
  • 男と女、熱と冷
  • 生と死、動と静

このような対極的な現象を観察し、それらが互いに影響し合いながらバランスを保っていることを見出したのです。そして、この考えが体系化され、「陰陽」の概念が誕生しました。

春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)には、道家の思想家である老子や荘子が陰陽の概念を発展させ、万物の成り立ちを説明する基本原理として広めました。

(2) 五行説の誕生

五行説は、紀元前1600年頃の殷(商)王朝の時代に生まれたと考えられています。古代の人々は、木・火・土・金・水の五つの要素が自然界のあらゆるものを構成していると考えました。

五行の概念が発展したのは、戦国時代(紀元前475年~紀元前221年)の儒家や陰陽家による研究が大きく関与しています。特に、陰陽家の代表的な学者である鄒衍(すうえん)が陰陽五行説を統合し、

  • 五行のエネルギーの循環(相生・相克)
  • 陰陽のバランスと運命の関係

を体系的に整理しました。

(3) 陰陽五行説の発展と影響

その後、陰陽五行説は儒教や道教に取り入れられ、

  • 医学(中医学)
  • 風水
  • 四柱推命
  • 暦(干支)

など、さまざまな分野に応用されるようになりました。

特に四柱推命では、個人の命式を陰陽五行で分析し、その人の運勢や性格を読み解くための重要な理論として活用されています。

 

 

7. 五行と五臓・感情の関係

五行は、単に自然のエネルギーを表すだけでなく、人体の働きや感情にも深く関わっています。特に、中医学では 五行と五臓(肝・心・脾・肺・腎)、さらにそれぞれの感情が密接に関連していると考えられています。

(1) 五行と五臓の対応

五行 五臓 器官 役割
肝(かん) 目、筋 気の流れを調整し、ストレスを管理する
心(しん) 舌、血管 血液の循環をコントロールし、精神を安定させる
脾(ひ) 口、胃 消化・吸収を担当し、エネルギーを生み出す
肺(はい) 鼻、皮膚 呼吸と免疫の調整をする
腎(じん) 耳、骨 生命エネルギーを蓄え、成長や老化に関与する

(2) 五行と感情の関係

また、五行は人間の感情とも結びついています。バランスが崩れると、特定の感情が強くなりすぎたり、抑えられたりすることがあります。

五行 関連する感情 バランスが崩れたとき
怒り 怒りっぽくなる、ストレスを感じやすくなる
喜び 興奮しやすくなり、不安定になる
思考(考えすぎ) 過剰に考え込み、消化器系が弱る
悲しみ 落ち込みやすく、呼吸器系に影響が出る
恐れ 恐怖心が強まり、腎の働きが低下する

この五行と感情の関係を理解することで、心身のバランスを整えるヒントを得ることができる のです。


まとめ

陰陽五行説は、 「バランス」 を意識することが大切です。

  • 陰と陽のバランスを取る
  • 五行のエネルギーの流れを意識する
  • 自分の命式を知り、足りない部分を補う
  • 五行と五臓・感情の関係を理解し、心身の健康を整える

この陰陽五行説をしっかり理解して
自分の運勢や日常生活に活かしてみましょう!

 

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