思考実験。
思考実験。
なじみがない人でも
この言葉をきくと
意味は何となく分かるかもしれません。
僕が好きな人や尊敬する人の多くは
この思考実験が好きな人が多いかもしれません。
そう考えると、僕もよく思考実験しています。
今日は、
思考実験のススメの話。
思考実験ってなに?
思考実験とは
頭の中で想像するのみの実験。
現実に近いことも、現実的でないこともある。
ただ、基本的には、こうしたらどうなるだろう?
という、思考での未来を予測する実験。
思考実験というと
なんかかっこいい、、、じゃなくて
難しく感じるかもしれませんが
考える
ということ。
僕たちは、意外と
考えているようで考えていないかも?
それは、
想像性が足りない
ということかもしれません、
意外と、想像すればわかることもあります。
思考実験は、そういうときに役立つかもしれません。
考えるだけではわからないことが
なんとなく、わかるような気がする。
そして、それをヒントに行動するってことも大事です。
想像しているだけだと、何も変わらないので。
思考実験の世界
有名な思考実験をあげると・・・
- サンデル教授の「トロッコ問題」
- 映画『マトリックス』
- アインシュタインの特殊相対性理論
何かを議論するときや
この宇宙や世界のことを考えてみる時
そんなときに、つかわれる思考実験。
この3つは有名なので
知っている人も多いと思います。
トロッコ問題は
「ある人を助けるために
他の人を犠牲にするのは許されるか?」
という形で功利主義と義務論の対立を扱った倫理学上の問題。
マトリックスの話は、
元となったとされる『水槽の脳(brain in a vat)』と呼ばれる考え方。
「あなたが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ている夢なのではないか」
これは、古典だと荘子の説話の『胡蝶の夢』が僕は好きです。
『胡蝶の夢』
夢の中で胡蝶(蝶)として
ひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、
はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、
それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか、という説話
これは、僕たちにはわからないこと。
もしかしたらいつか分かるかもしれませんが。
それは、それこそ、マトリックスの話のように
”目覚める”必要があるかもしれません。
思考実験のススメ
というわけで、思考実験をしてみることをお勧めします。
おわりに
思考実験は想像するだけなので
まずは、そういうものがあるって知ること。
というよりは
みんな思考実験していると思います。
この記事を読んで、そういえばそんなこと考えることあるな。
って人もいたと思います。
僕たちは
日々考えながら感じながら
思考実験して生きています。
何も考えずに行動している人はいません。
ポイントは
思考実験と悩むことは違う
ということかもしれません。
こうしたらどうなるだろう?
って思考実験することは
『あ、こうなるんだな』
っていう実験結果が出るので
あとは、それを選ぶのか選ばないのか
選ばないならどんな選択をするのか?
そんなことに
思考実験は役立つかもしれません。
悩むってのは、、、
こうしたらどうなるだろう・・・?
こうなるかな?どうなるかな?
・・・おわり
って感じで、結末なくおわりなく
ずっと考え続けて気づいたら落ち込んでしまうような
そんなことも多いと思います。
もちろん
悩む時間も大事。
って僕は思いますが
ずっと悩んでても仕方ないので
悩むと思考実験をうまく使っていけるといいかな
って思います。